ターゲットを定める

朝晩急に涼しくなってきました。

毎晩犬の散歩をするのですが、ぐっと楽になりました。


さて、今日のテーマは『ターゲットを定める』です。


『あれもこれも教えなきゃ』『あれもこれもできていない』と

思うと、親御さんが不安になったり、ソワソワ、時にイライラして

しまいます。

自分が今できていることに比べて、課題と思っていることが大きいと、

落ち着いて手を動かすことが難しくなったりするものです。

そんな時には、少し深呼吸をして・・・ゆっくり吐いて・・・


① 『お子さんにこれを教えてあげたい、覚えてほしい』と思う行動を、

書き出してみましょう。

② ①で出したものの中から、優先順位が高いと思う行動を、ターゲットとして決めて

行きます。

『よし、9月はこの3つでいってみよう!』

③ 次に、どうしてその3つに絞ったか、その理由を書き出してみてください。

④ 一番大切な、『教え方』です。

お子さんができなかったときに『〇〇するんだよ』『〇〇しちゃだめだよ』と

伝えていることが多いのではないでしょうか?

行動を増やしたり減らしたり、というときにとても大切なのが、

事前の作戦です。

例えば『手づかみではなくて、フォークで食べる』ということをターゲットに

したとすると、手づかみしてしまった後に『フォークでね』と教えることをいくら

続けても、フォークで食べることはうまくなってきません。

フォークで食べることを教えつつ、口の周りを自分でふくことも教えつつ、

足をブラブラしないことも教えつつ・・・ではご家族も忙しすぎます!!

『よし、9月はフォーク集中月間!』『食事の時間は〇〇集中月間!』と決めてみましょう。

そして、手を添えて、フォークを使って食べることを教え、ほめる☆

『フォーク上手だねぇ☆』少しずつ、手を添えることを、減らしていきます。

そして、言われなくても自分でフォークを使えていたら、ほめる☆彡


事前の対応策として、何ができるかな・・・?と考えると

『フォークを持たせる』『フォークで刺しやすい形にしておく』『フォークと反対の手でお皿を持つようにして、手づかみをブロックする』などでしょうか。

こうした事前の作戦を立て、成功させ、できたらほめる☆彡


ターゲットとして定めた行動について、できるだけ事前にできる工夫を、作戦として

立てておきます。


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